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数学の勉強法

 

ここでは、中高生のみなさんへ私が普段生徒さん達に教えている勉強のコツなどを書いていきます。
「勉強のやり方がわからない」というひとは是非読んでみてください。

全てをここに書いたとおりにやる必要はありません。何か一つでも気に入ったことがあったら、早速試してみてください。

 

1.計算だけでも必ずできるようにしておきましょう。(主に中学生)

 「そんなの当たり前だよ。」と言う人がいるかもしれませんが、これができていない人が実はかなりいます。
たとえば、分数の足し算・引き算、連立方程式の代入法、不等式、因数分解、平方根などは意外とできない(間違いが多い)人が多いです。
 簡単なやつならなんとかできるけど、式が複雑になると計算できないのは、結局まだ理解が足りないということです。式が簡単でも複雑でも、計算法則は変わりません。複雑な式というものは、簡単な式の組み合わせにすぎません。一つの式の中で簡単な計算法則を複数使っているだけですから、その一つ一つを確実に計算していけば、必ず正しい答えが出るはずです。

 計算の練習には教科書や普通の問題集では問題の量・種類ともに少ないので、市販の計算専門の問題集を使うと良いでしょう。問題集は簡単だと感じるくらいのものがおすすめです。

 

2.公式は単に暗記するだけでなく、文字の表す意味を理解しましょう。(主に高校生)

 これは数学だけでなく、理科(主に化学・物理)にも言えますが、「公式を覚えたのはいいけど、どこで使うのかわからない。」ということがよくあります。この原因はたいていが、公式を呪文のように唱えて覚えて、その意味を考えなかったことにあります。
 無理矢理に暗記しても覚えないよりはマシですが、そのやり方だと、ちょっとでもひねった問題に出くわすと、もうお手上げでしょう。
 そうならないためには、文字が表す意味と一緒に公式を覚えることです。公式を「理解する」とも言えるでしょう。公式を理解できていれば、応用問題でもどの公式をどのように使えばいのかわかりやすくなります。また、関連する他の公式を覚えることも簡単になります。

 

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