中学理科1分野/化学反応式
問題 マグネシウムと酸素が化合して酸化マグネシウムができた。 この反応を化学反応式で表せ。 中学の時点では出てくる化学反応式の種類はかなり限られているので、 式全体を覚えてしまうのも一策ですが、作り方を知っていれば覚えやすくなります。 この問題の場合だけではなく、一般的に化学反応式の作り方を説明します。 |
方向性 それぞれの物質の化学式を書き、原子の数を比べ、係数をあわせる。 |
解法 まず、イメージとしては「マグネシウム+酸素→酸化マグネシウム」という感じになります。 次に、それぞれの物質を化学式で表すのですが、それぞれの元素記号を知っていないとお手上げです。 マグネシウムは「Mg」、酸素は「O」ですね。 また、マグネシウムの化学式は「Mg」、酸素の化学式は「O2」、酸化マグネシウムの化学式は「MgO」です。 これをもとに「マグネシウム+酸素→酸化マグネシウム」をそれぞれ化学式で表すと・・・ Mg+O2→MgO このようになります。 しかし、反応前と反応後で原子の数は変化しないので、矢印の左と右で原子の個数をあわせる必要があります。 「反応前と反応後の原子の数を比べて、足りないほうの原子が含まれている分子の数をふやす。」これが基本です。 反応前と反応後の酸素の数を比べると、反応前が2個、反応後が1個しかないので、 反応後の足りない原子が含まれている分子の数を増やさなければ行けません。 すると、Mg+O2→2MgO このようになります。(MgO2などとしてはいけません) 両辺の原子の数をもう一度確認します。今度は反応前のマグネシウム原子の数が足りません。 足りないなら増やします。 2Mg+O2→2MgO もう一度、両辺の原子の数を比べます。 今度は全て合っています。 |
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